週刊アクセス
 
 
平成12年 6月14日 第10号
 
     
  今週のヘッドライン  
 
資産所有より利用重視 1999年土地白書(国土庁)


 
     
     
  資産所有より利用重視 1999年土地白書(国土庁)  
  (住宅新報HP H12.6.12号)   
   国土庁「99年土地白書」H12.1月に実施した意識調査によると、個人では「土地が有利な資産と思う」は38.9%(2年前の前回調査比▲10.3ポイント)、「思わない」は33.6%(同+4.2ポイント)、企業では「借地・賃借が有利」が43.7%(同+4.8ポイント)、「所有が有利」が43.9%(同▲4.6ポイント)となり、土地が有利な資産であるとの意識が明らかに低下していることがわかった。また、今後の課題として、収益性重視の不動産鑑定評価土地情報の整備・提供、不動産証券化に向けた環境整備定期借地権制度・定期借家制度の活用などを挙げている。
いわせてんか!
 既5/31「積極的賃貸志向派」増加を報告したが、当意識調査でもこれが裏付けられている。需給とも資産移転の当事者ではなく"貸し借り"を志向しており、これを的確に捉えてビジネスを発想する必要がある。「借りたい人」との接点をどのように見つけ出すか?一度気に入ってもらえば、人は定着するものである。需要は確実に増えつつある。

 
   
   
   
   
 


 
   ※「いわせてんか」は、(株)アクセス鑑定の統一見解ではなく、執筆担当者の私見にすぎません。  
 
 
  ―平成12年 6月14日号・完―  
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