週刊アクセス
 
 
平成19年7月4日 第373号
 
     
  今週のヘッドライン  
 
気に入った炭酸飲料も、すぐ消える―コンビニの“棚立地”も過当競争
 
     
気に入った炭酸飲料も、すぐ消える―コンビニの“棚立地”も過当競争
   
 

いわせてんか! 雑談である。
 「今日のおやつ」をひそかに楽しみにしておられる御仁もいらっしゃるかもしれないが、本日は、新しいペプシの炭酸飲料「アイス・キューカンバー」である。“コーラとキュウリ、驚きのコンビネーションの爽やかなコーラ!”と解説されるこの飲み物。怖いもの見たさならぬ、すごいもの飲みたさで、事務所で1本買って、皆で飲んでみた。・・・。味はご想像にお任せするとして、今日取り上げたいのは、炭酸飲料の“栄枯盛衰”と、コンビニでの回転の速さである。
 想像だが、多分もう手に入らないのではないか…。サントリー・ニュースリリース2007.5.22で6月12日から期間限定発売とのこと。これに限らず、コンビニの棚に出る清涼飲料水は過当競争だ。私は炭酸飲料がことのほか好きで、会社帰りに毎日棚を確認している。“おっ”と思ったものを試し飲みし、気に入れば続けて買う。しかし、何ヶ月もあったためしはない。必ず入れ替わる。ずっと購入できるのは、定番中の定番(コーラとか三ツ矢サイダーとか)だけだ。お気に入りがなくなると、寂しいものである。
 コンビニの棚で、一押しや売れ筋の商品は“いい場所”におかれている。入り口からの周回動線で、標準的目線の高さが一般的だろうか。ここは不動産でいえばさしずめ“好立地”である(“棚立地”とでも言おうか。)。幹線沿いの飲食店でも、大型の交差点近くやアウトカーブなどで、看板が目に付き、お店の中が一覧できる立地の店舗は流行っている。黙っていても客が多くとおり、自然と目に付くのである。その分、賃料も地価も高い。売上という収益を生むのだから、価値は当然それに比例する。
 コンビニ炭酸は“一押し”の場所らしい。まあ、私みたいに珍しいと買っていく客がいるのだから、これもコンスタントな収益発生といえるだろう。
 すみっこでもいいから、お気に入りを置いておいて欲しい…と願うのは、私だけではないと想像するが…。
 
 
 
 
 ※「いわせてんか」は、(株)アクセス鑑定の統一見解ではなく、執筆担当者の私見にすぎません。

  ―平成19年7月4日号・完―  
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