週刊アクセス
 
 
平成21年6月24日 第476号
 
     
  今週のヘッドライン  
  賃料データの収集・分析はなぜ困難なのか?  
     
賃料データの収集・分析はなぜ困難なのか?
   
 

いわせてんか! 雑感である。
 いままで、賃料のデータを収集分析をするというと、仲介業者や不動産ネットポータルサイトのデータ業者が有する「募集データ」が主であった。成約データはなかなか入手が難しい。一方、空室が埋まると、次はデータが「不動産管理業者」へと移る。
 管理業者は、オーナーからPM業務と、入居者の管理を請け負う。主にこれは「入出金データ」と「契約データ」として取り扱われ、管理ソフトはもっぱら「会計重視」だ。
 さて、一つ賃貸物件のデータとして、歴史データを貫く、という視点がある。これをすると、様々な分析が可能となる。しかし、データは上記の如くそれぞれの業者に、それぞれ“目の前”の業務を中心として偏在している。
 これが、賃料データの分析を困難にしているのである。
 
 
 
 
 ※「いわせてんか」は、(株)アクセス鑑定の統一見解ではなく、執筆担当者の私見にすぎません。

  ―平成21年6月24日号・完―  
 戻る  
     
 
アクセス鑑定『今日のおやつ
夕方には、ビールが恋しくなる季節となりました。
夕方には、ビールが恋しくなる季節となりました。