週刊アクセス
 
 
平成25年6月5日 第671号
 
     
  今週のヘッドライン  
  H25.7.1都道府県地価調査が進行中
 −アベノミクス効果は、不動産市場にどんな影響を与えているか?
 
     
H25.7.1都道府県地価調査が進行中
 −アベノミクス効果は、不動産市場にどんな影響を与えているか?

   
 

いわせてんか!  今、不動産鑑定士は国土利用計画法に規定する「都道府県地価調査」という公的評価の作業中である。地価公示が、地価公示法に基づき土地取引の指標等として、国土交通省所管で毎年1月1日現在の標準地(全国約2万6千ポイント)の価格を公示するのを補完して、都道府県所管で毎年7月1日の基準地(全国約2万2千ポイント)の価格を公示するものである。以下の国土交通省のホームページ「土地総合情報ライブラリー」にて、その概要や各ポイントの価格等の詳細を閲覧できる。

 地価公示・概要
 地価調査・概要
 各ポイント価格検索「標準地・基準地検索システム

 今回の地価調査はH25.7.1時点の価格であり、この1年(H25.1.1地価公示からは半年)には、自民党政権獲得とアベノミクス効果といった大きな社会経済的変化要素を含む。それに加え大阪では、梅田の「グランフロント大阪」の街びらき(H25.4.24)や「あべのハルカス」の開業(一部、H25.6.13)といった巨大商業施設の稼働という大きな地域イベントを持つ。これらが不動産市場、個別のポイントにどのような影響を及ぼしているのかが、見どころである。
 H2とH17のバブルを強く経験している大阪。今回の大きな“風”の捉え方も、それぞれの不動産プレーヤーで異なるものの、決して浮かれてはいない。用途・立地・規模などで、違った様を呈することになるやもしれない。

 
 
 
 
 ※「いわせてんか」は、(株)アクセス鑑定の統一見解ではなく、執筆担当者の私見にすぎません。

  ―平成25年6月5日号・完―  
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梅雨はどこへ!? 日差しは夏です。
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