丁稚(でっち) : 「スーパーマップル9ページ、K−5です。」
小丁稚(こでっち) : 「マップルて。親切なんか手抜きなんかよーわかりませんね。」
丁 : 「当然親切です。 えー、ここは橋のたもとにライオンがおるので、らいおん橋。」
小 : 「もう、そのまんまです。」
丁 : 「えぇやんか、わかりやすーてっ」
小 : 「まぁ、えぇですよ。
これはですねぇ、大正時代に初めて天王寺動物園にやってきたライオンが、ここで陸に下ろされたんを記念して、天岡さんゆう彫刻家が作りはったライオンなんですね。」
丁 : 「大ウソですっ!! めちゃめちゃ言うなぁ。
正しくは、このライオン橋。正式名称を「難波橋」といいまして、江戸時代には天神橋・天満橋とともに浪花三大橋の一つとされておりました。
掛かってた場所も今よりもう少し西側やったようです。大正四年、今の場所に移されまして、その時、橋詰四カ所にライオン像も設置されたとか。
で、このライオンを作りはったのが、天岡均一さん、いう彫刻家、という所はホンマです。」
小 : 「ほな、三越のライオン※を借りてきた、ゆう話はウソやったんやね。」
丁 : 「何やの、それは。」
小 : 「町のウ・ワ・サ♪」
丁 : 「どんなウワサやねんな、ほんまに。もー、君とはやっとられんわっ。」
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